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【
チャイナトレード.jp 】誰でも出来る中国ビジネス
◆Presented by Live Integration Co.,Ltd
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【vol.197】
5月24日(月)
こんばんは。
チャイナトレード.jp です。
販売を継続していくということは、「自分との闘い」みたいなところがありま
して、あきらめてしまったら、その時点で駄目になるのですが、方法を変えた
り、値段を変えたり、アピールの仕方を変えたりして、様々なことを考えるこ
とによって、活路が見出されます。仕入れた商品を売らなくてはいけない!と
あせってしまうと、「値段のコントロール」に走ってしまいがちですが、
これは最後の手段として取っておきましょう。
では、今週もどうぞ宜しくお願い致します。
↓ ↓ ↓
『
競争力 がありますか?』
テスト出品している品物の値段が、上海を中心に値段が下落傾向にあります。
下落と言っても数元(日本円で40円程度)のことですが、これは量が多くな
ればかなり利益に響きます。1個の商品の値段が40円下がるということは、
100個だったら、4000円でたいしたことがないですね。でも1000個だと40000
円です。10000個ですと400000円にもなります。こう考えていくと、
かなり大きいですよね。
こんな計算をしているときに、中国の杭州で翻訳と貿易関連をやっている社
長からスカイプで連絡が入りました。タオバオにショップをOPENすべく、
様々な業者や知り合いに情報を聞いて、現在少しずつ準備をしているところ
だそうです。
Nさん曰く
「タオバオで沢山の中国のネットショップが日本の化粧品を売っています。
もし、小生は同じようなネットショップを経営するならば、
せめて他のネットショップと同じ価格で売らなければならない。もちろん、
他のショップより安いならば、一番いいです。他のショップは日本の他の
業者から仕入れしていると思いますが、ここで小生が聞きたいのは、
チャイナトレードさんから仕入れる場合が他の業者から仕入れる場合より、
安いでしょうかということです。」
けっこう鋭い突っ込みでしょう (^^;)
そこで、僕は正直に
「化粧品で 今から参入となると、価格競争が相当激しいかもしれません
ね。また 相当の品揃えをしていく必要があろうかと思います。
僕のところは、有名なものであれば、安いはずです。 もちろん弊社より
も安いところはあると思います。(探せば) 」
と答えました。
すると、
「換言すれば、貴社は価格上高い方ではないということですね。」と
言ってきました。
この文章、一切手を加えておりません。
言葉の能力も含めて内容が理路整然としていると思いませんか。
こんな感じで、中国人のビジネスマンの中には、日本人と対等に普通
のビジネス会話が出来る人がたくさん居ます。
長いやりとりの中で、Nさんが執拗に僕に言ってくるのは、
「
競争力 があるかどうか」の1点です。
要するに「価格面での有利性があるかどうか」だけですよね。つ
まり化粧品などは、ある程度の保存が出来ますので、「価格」だけ
折り合いがつけばビジネスになってしまうということです。
ただご存知のように、中国では毎日5000ぐらいの新規タオバオIDが誕生
しています。その中で、ショップを開きたいと思う人が物凄くたくさん
いるのです。
黙っていても競争になります。
卸に関しては、低価格競争になりつつありますので、
よほどしっかりとした計算をしていないと、「値段を徹底的に叩いて」
きます。
輸送に関しても弊社は自信があるのですが・・・
「輸送手段はこちらの選んだものにして頂けますか
(どちらにするかまだ決まっていませんが。コストなどの面を考慮にいれ
て、経験者と相談して決めたいと思います)」
とのことでした。
しっかりしてますでしょう。
でも逆に言えば、こういう人とビジネスをしたほうが安心です。
決済にしてもその後のやり取りにしても シビアなものを持っていたほう
が お互いのためなのです。
「あなたの会社は、
競争力 がありますか?」
ということを言われた場合、
堂々と「はい、あります」と答えることができますか。
彼らは、ズバリ切り込んできます。
しかし、そこで「う~ん」などと言っていたら、
いつまでもビジネスチャンスは来ませんので、伝えるべき点を伝えつつ、
がっちりとハートを掴んでおく必要がありますね。
中国人は、「出来ないことを出来る」って言います。
僕は、これに何度か翻弄されてしまったのですが、
何故そのように言うかは、だいたい察しがつくと思います。
彼らは毎日、過酷な競争をしているからなのです。
競争は当たり前であり、自分が出来ないことを早々認めません。
その部分は強かさをもっています。
今まで、競争を求めてくるような案件も含めれば、物凄くたくさんの案件が
舞いこんできました。ただ僕たちは、「出来ないことまで出来る」とは言わ
ないです。
今は背伸びではなくて、実態どおりの仕事しかしていません。
ですから自然と 大仰に構えることがありませんので、連絡がある中国人は、
僕が背伸びのない範囲で答えているのがわかっているはずです。
それでも継続して、コンタクトがある場合には、とてもよい関係になると
思います。
上述のNさんとは、いつも真剣にビジネスの話をしますが、翻訳で世話に
なったときでも受けた案件は、夜中の3時ぐらいまでかけて真剣にやって
くれました。小さなことでもお互いに「嘘をつかずに」しっかり報告し
あいながらやっていきましょう。という覚書があったからです。
相手も求めるし、僕も求めるということですね。
今までは、僕が求めることが多かったですが、今度は彼からシビアな要求を
してきました。
なるべく応えてあげたいと思います。
やり取りが多く、真剣に向き合った分だけ、仕事上の意見の相違も確かにあり
ましたが、
今では定期的に連絡を取り合う仲間になりました。
【編集後記】
日本でも販売をしているのですが、
会社名から検索して、「中国のビジネスをやっている会社」と知ると、
「商品は本物ですか?」といわれます。
ガ~ン! ちょっとショックなのですが、堂々と本物です。
と答えます。
なんだか、複雑な気分ですよね。
毎日、いろいろなことがありますが、めげずに 前向きに行きます。
頑張りましょう!!
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